クリスマス☆番外編☆

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詩音の住んでいるマンションの前。 それなりのマンションで、この辺りでも一番の高さだ。 その7階に、詩音は住んでいる。 家の前まで送り届けたことはあったけど、中に入るのは初めてで。 「・・・どこかのお部屋にご用ですか?」 「あ、はい・・・あの。」 玄関前で立ち尽くしていると、黒髪の女子高生がにっこりと笑った。 オートロックではないらしい。 ・・・珍しい。 女子高生はこっちですよ、と前を歩いていく。 エレベーターに乗り、女子高生とは5階で別れて、7階で降り、詩音の部屋の前へ。 ・・・心臓が、高鳴る。 そして、チャイムを押した。 ピンポーンと機械音が鳴り、詩音の動く音。 そして、詩音がカチャ、と扉を開けた。 ・・・サンタコスした状態で。 ・・・・・・あぁ、この人は。 俺の我慢なんて、吹き飛ばしてくれるんだ。 end この頃は普通だった航くん。
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