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・・・ま、眩しい。
さすが都会にいた人。輝きがその辺の男子とは全然違う。
「っていうか、なんでこんなとこで転んで・・・?」
もともと、物音がしたからここに来たのだ。
彼はまた「あ~・・・。」と苦笑いした。
「ここ、心地いいからさ。立ったまま寝ちゃってたみたいで。」
「え?」
・・・た、立ったまま?
「・・・で、支えるものも何もないから、バランス崩して転んじゃって。」
こんな暗いとこで。
立ったまま寝てて。
・・・転んだ?
「あははっ!桐谷く・・・面白ーい!」
「西岡さん・・・!」
笑う私に桐谷くんは顔を真っ赤にした。
・・・都会の人でも、こんな風に、照れたりするんだ。
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