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「…………はい、みのりちゃんの死の、その真相について…………調べて欲しいんです。もちろん聞き込みに来ていた刑事さんにも、あれは自殺じゃない、彼女がそんなことするはずないって、何度も訴えました。でも…………信じてもらえなくて。状況からみて自殺にしか見えないって、それでも食い下がったらこの探偵事務所の事を教えてくれたんですよ。もし本当に普通じゃない何かがあると思うならそこに行ってみろって」
「それは…………、君がそこまでするのはその『みのりちゃん』のためか? それとも…………」
中原さんは一度目を瞑り、そして何かを決意した顔でこちらに真っ直ぐな視線を向けてきた。
「自分のためです。…………確かに最初私が真実を知りたいと思ったのはみのりちゃんのためだと考えました。そうすることでみのりちゃんやご両親が喜んでくれるだろうって。でも気づいたんです、そんなのは全部私の自己満足だって」
「…………、」
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