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「自分から火の中に、ですか」
早速パソコンを立ち上げメールボックスを確認する璃亜。
その言葉を改めて頭の中で反芻する。
自ら火の中へ…………。
その辺が自殺、無理心中だと思われる一因だろう。確かに傍から見れば、自ら命を投げ出したようにしか見えないよな。
「だからこそこの依頼なんだろうけどな」
「どう思いますか?」
どう、とはこの事件に俺たちの専門分野が関わっているかどうか、だろう。
「んー、まだなんとも…………ただ…………、」
「ただ?」
「あの子の、依頼主の思いは紛れもない本物だった。親友を信じる気持ちもな。だったら俺達も信じてやるしかないだろ」
「所長も乃里子さんの事言えない程度にはお人好しですよね」
「ほっとけ」
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