第二章 火前坊

15/15
647人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
「璃亜! 丁度よかった、今からもう一回学校に用事ができたから帰りが遅くなる」 「何か分かったんですか?」 「今回の元凶」 「だったら私も行きます」 璃亜の返事はシンプルで、それ故にこちらが口を挟む余地は無かった。 「……そうしてくれると助かるよ」 「私もすぐに向かいますから、くれぐれも無茶はなさらぬよう」 「ああ、分かってる」 短い会話で通話を切る。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!