第1章

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「…スタ……き……マス……おきて」 起きると目の前には黒に少し青色を混ぜたような髪色で腰の辺りまであり、薄く黄色い目をした少女が横に座っていた 「うぅ…どうした…エク、まだ夜中だぞ?」 そう返すとエクは首を傾げながら小振りな唇を動かした 「マスターがうなされているので起こした方が良いと思って…」 「そっか、ありがとな」 そう笑顔で言って頭を撫でてやると、エクは大きな目を細めて気持ち良さそうにしている。 (かわいい…) 一応言っておくが、男の俺と女のエクが2人で一つの部屋にと思ってる人は居るだろうか? 大丈夫だ!2人っきりじゃない!女はもう1人居るぞ!それに、エクも、もう1人の少女もロボットだから、そういうことできないし! 国際法で決まってるんだ エクは少し眠たそうにしてる、たぶん起こしてしまったのだろう 「寝るか」 「はい、おやすみなさい、マスター」 微笑んでそう言うとエクは自分の布団で眠りについた コンコン 家の玄関をノックする音が聞こえた (帰ってきたか…) 玄関へ行き開けると、そこには黒髪の大人しそうなスーツ姿の男が立っていた 「ただいま」 男は笑顔で言った 「優、おかえり、仕事はどうだった?」 守が笑顔で返すと、真面目な顔つきになり、質問をした 「いつも通りです」 「完璧か、よかった」 「でわ、服などを綺麗にしてから私も寝ます」 「わかった、おやすみ」 「おやすみなさいませ」 そういうと、優は鍵を閉め家の中へと消えて行き、守も寝室へと戻って行った
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