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帰りの時間はあっという間だった。
行く時よりも帰りの方が早く感じるのは、どうしてかしら。
悠斗は私をマンションまで送ってくれた。
「引っ越しだが、夜でも良いか?」
「荷物はスーツケースだけだし自分で出来るから大丈夫よ」
「駄目だ。手伝わせてくれ」
「…わかった」
「なるべく早く戻れるように努力する。終わったら連絡するな」
「ええ、わかった。仕事頑張ってね」
「ああ」
車から降りると悠斗は会社へ向かって車を走らせて行った。
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