第1章

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最初の勤め先で知りあった雪雄は、2つ年下で、おとなしい草食系男子であるが、なんとなく馬が合い、付き合い始めた。 (もしかして、そうではないか) と咲代が思っていたとおり、雪雄は咲代が初めての女であった。 イケメンだったが、まだ十代と言う年のことを考えると、別に不思議なことではなかった。 咲代のほうは、それまでに数回の恋愛はあった。 お互い、特に詮索もそういう話しもしなかったし、気にはしていなかった。 結婚して3年の今年、娘が 生まれた。 竹夫夫妻にとっても、待望の初孫である。
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