雫一滴:日常茶飯事

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まさにその通り。一人の女の子が言った瞬間、授業を告げるベルが鳴った。 キーン コーン… 「私たちすぐそこの科学室だから間に合うね。良かったわ」 ハアハアと息をつく美雨は、しまったと顔を上げた。 次の授業は選択科目で皆それぞれ教室が異なり、美雨と彼女達はまるっきり方向が違うのだ。 彼女達はどうやら『すぐそこの教室』らしいが、美雨はここからは遠く離れた所。 美雨はいつの間にか、教室と遠く離れたところまで追いやられていた。
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