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「この前言ってた、新しい恋人がね、遊びに来ることになったの!私の部屋で一緒に宿題をするの。それで彼がね、うちの図書室を見てみたいんだって。町の図書館とは違うのに、名前で誤解しちゃったみたいでね。ほら、颯太くんが亡くなったとき、私の学校中で、花園家の図書室っていうのが広まっちゃったみたいで」
華乃はクスクスと笑いながら、話した。
「なるほど!かしこまりました。いますぐに図書室を綺麗にしておきますね!」
菜月は廊下を渡り、図書室へと向かった。
華乃も、廊下を歩いて行った。
再びリビングは奏多ひとりだけとなった。
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