第1章
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「今日ははここまでね」 「え~、もう?」 「また明日、読んであげるから」 「本当!?やったぁ、ありがとう、お母さん」 「ふふっ、リリアはこのお話大好きね」 「うん、だぁいすき」 まただ… 「リリア…」 やめて… やめてやめてやめて! 目に映るのは懐かしい記憶 そこには大好きな絵本を読んでくれる大好きな母の姿 これは全部幻覚… 嘘なんだから…
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