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『だったら騎士になればいい』
誰…!?
頭の中で知らない男の人の声が響く
『君は知らないのかい?
あの絵本にはまだ続きがある』
続き…?
そうだ、あの絵本にはまだ続きがある
でも思い出せない
『思い出そうとしなくていい
君はただ、騎士になればいい』
何で騎士?
『絵本に出てくる騎士が君に似ているからだよ』
私みたいに弱くて無力な人なの?
『違う違う
君みたいに元気でみんなをまとめることができる人だよ』
私、そんなこと出来ないよ
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