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「皐月はまあ、元気かな。何時も通り部屋でゲームするか、漫画読んでるかのどっちかだ」 そう幸樹が皐月について説明する。それを聞いた寿人も相変わらずブレないね皐月ちゃん、と苦笑い気味だった。 「でも、皐月ちゃんバイトとかしてる暇有るんだね。僕の聞いた話だと、同じ学年の子達に結構告白されたりしてたみたいだったけどね」 それを聞いた幸樹は、 「多分全員断ったんじゃね?あいつ好きな奴いるからな」 と、言葉を濁した。 実は、皐月の好きな相手は寿人だったりする。端から見たら結構バレバレだと思うのだが寿人は、なかなか気付かない。まあ寿人自体も皐月の事が好きだと見える節があったのでくっつくのも時間の問題かな?と、幸樹は思っていたのだが、なかなかどうして2人の仲が進展する事はなかった。 まあ今回のバイトの事もあるし、何かあればこの2人の恋を応援してあげよう、と幸樹は思っていた。まあ自分の親友と妹が付き合うという事には少し違和感があるのだが………
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