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「痛ってえなあ。あのゴリ神本気で拳骨するんだもんなあ、タンコブできたらどうすんだよ………」
柏木幸樹は、一人学校の廊下を歩きながらそう呟いていた。
トイレから教室に戻ってきた幸樹に、幸樹の親友である佐々木寿人が話しかけた。
「幸樹、また派手にゴリ神にやられたねえ。あそこまでされるの幸樹以外居ないんじゃ無いかな~。」
「寿人、まずは親友として、殴られた事に対して心配をしてくれ。何故そんなに楽しそうなんだよ。」
「いやあ、まああれは、授業中寝てた幸樹も悪いんだし、仕方無いんじゃない?たしかに神中先生はすぐ幸樹に拳骨するけどね?」
神中先生事ゴリ神(体育教師で常にジャージ更に身体がやたらゴツい為ゴリ神という渾名がついた)は、なぜか、幸樹を気に入っている。まあそれ故によく拳骨を喰らう羽目になっているのだが。
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