#2 片桐咲也と再会

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一口食べれば、口の中に香ばしい味が広がっていく。 「んんー!やっぱ美味い!圭の作るご飯大好き。」 「そんな大したもん、作ってないって。ほらほら!遅刻するから早く食べろー。」 「はーい。」 そうやって、さりげない謙遜とか、デキる男!って感じ。 俺料理出来ないんだよなぁ…。 なんでこんな違うんだろ?幼馴染みなのになー。やっぱイケメンだからかな?イケメンってやっぱり得だ。 そんなことを考えながらホットケーキを胃に納め、歯を磨いて、制服に着替える。 「咲也ー?着替え終わったぁー?行くよー!」 「あ、待って、今行くー!」 常に俺の事ちゃんと考えててくれて、まるで圭は俺のお母さんみたいだ。
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