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なぜかって?
そりゃあもちろん…
俺の幼馴染、菅原圭君は、都心の真ん中の庭付きの家に住んでいる、お金持ちだからだ。(ちなみにイケメン)
それこそ顔だけなら、柊木秀にも負けてないくらいの。
圭は俺と編入試験受けたから、一般生なのは間違いないんだけれども。
なんでこんな同じ一般人の俺と圭でこんなにも違うのか悔やまれる。
俺が中の下ぐらいだとしたら、圭は間違いなく上の上。
歩けば女子が振り向くレベルだ。
「本当、圭は真面目だよね。大丈夫だよ、俺の中では圭が1番の王子様だからさっ!」
「咲也…なんか、うん。まぁ住む世界が違いすぎる奴のことを羨んでもしょうがないよなぁ。」
…そんな素敵な笑顔を向けないで下さい…。
ただでさえそんな素敵なお顔が笑みまで浮かべちゃったらもう俺勝てないから!勝とうとも思ってないけど!
ーーとまぁ、そうこうしてるうちに、入学式も終わっていた。
俺のこの学園での1日目は、イケメンが2人もいて、しょっぱなから心折れそう…
俺、この学園で心臓持つかな。
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