Ⅹ 制裁

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艶めかしい腰のライン。 職員室を出る間際まで 思わせぶりに僕を振りかえる 「それで――蓮見先生、聞いてますか?」 「あ、はい!なんです?」 ヴァンプに釘づけの僕を教頭が叱り飛ばす。 「ですから、高等部の美術教師に欠員が出まして」 「高等部?」 「あなたにはそちらに移って頂きたいと申し上げているんです」
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