XI デュエル

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「離せっ……」 それを嗅ぎとった瞬間。 僕は狂ったように大暴れした。 「離せっ……!和樹は――和樹は僕の物だ!」 堪えられず叫ぶと 幾筋か涙が頬を濡らす。 とにかく なりふり構っていなかった。 「クソッ……クソゥッ……!!」 多分 生まれてこの方 一度もないぐらいに――。
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