XI デュエル
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「わっ……!」 次に気づいた時は 僕は医務室のベッドの上にいた。 「蓮見先生、大丈夫ですか?」 保険医が引きつけたように飛び起きた僕の肩を押さえ 心配そうに顔を覗き込む。 「美術室で倒れていたそうです」 「美術室で……?」 きちんと着せられたシャツ。 ご丁寧に 袖口のボタンまでしっかり留めてある。
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