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「…え?」
礼央は奈央子の声に反応し、DSゲーム画面から顔を上げ、少し距離を置いたところで、立ったままの奈央子を見上げた。
「あの、質問しても良いかなぁ」
「…………おれに?」
「う、うん!」
「良いよー。何?」
「あの、鈴木くんって、どうしてこの寮に入る事になったのかなぁって・・・気になっちゃって」
えへへ。と奈央子は控えめな口調で言ってみた。
すると、礼央は「あぁ、そんな事か」という感じで、特に驚きもせず、奈央子を見上げた。
「何かさ、理不尽なんだよね」
「りふじん?」
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