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「ま!でも、おれと一緒の年にこの寮に入寮したのは、透と優の二人だけなんだ。
偶然だけど、おれら中学の時からのダチだし。だから、そこまでショックとかって訳でも無いんだよね」
「ふ、ふぅん……」
渡辺くんと上城くんは、この寮に入る事になった理由は何なんだろう…。
奈央子は、次に そう問いかけようと思い、口を開いた時だった。
キィ…
「あ!優!おつかりーっ」
と礼央が明るく言ったのと、
「まだ いんのかよ。お世話人サン」
と優の低い声がしたのは同時だった。
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