第5章:優見舞い申し上げます

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そして、裏道に入った。男子寮はここからは道が異なるのに、野城は奈央子の後を連いて来る。 ちなみにチョコ寮は、普通の生徒は入れない。あかねは荷物運びを手伝う目的だから、怒られる事は なかっただけだ。 「まあね…。私、ちょっと走るね。ここからは許可がないと来ちゃダメなんだよ?」 そして奈央子は走ろうとした。 が、後ろから野城に、左腕を捕まれる。 「わっ!のっ、野城く…?」 「こんな時間に あの寮って事は―…アイツに…… 優に、会いに行くんだよな?」
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