第5章:優見舞い申し上げます

15/27
前へ
/27ページ
次へ
カチャ 奈央子はチョコ寮の玄関ドアを開けた。 物音は一つとしてしない。とても静まり返っていた。透と礼央は学校にいるからここには不在なのは分かっていたが、優坊も部屋にいるであろうとなると、人気(ひとけ)は全くない。 いつもの先生が居たら良いのになー。こういう時に限って、居ないんだよね~ そんな事を奈央子が考えていた時だった。 「あら…?あら!太田さん!誰連れて来てるの!」
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加