第5章:優見舞い申し上げます

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次の日。午前七時。 ベッドの右側にある窓から、明るい光が差し込む。 奈央子は目を覚まし、ベッドから降りた。 身支度を終えて部屋を出ると、すぐ隣の部屋のドアの前に、礼央が立っていた。 「あ、奈央子ちゃんおはよ~。もう行くの?」 「うん。え?優を待ってるの?」 奈央子は、礼央とあまり背丈が変わらない事に気付いた。 「それがさ~、優ね、風邪引いたらしいんだよ!ね!ウケるでしょ」 ぶーっと礼央は笑いだした。 「えっ」と奈央子。 「熱があるみたいだよ」と礼央。 二人で階段を降りながら、話していた。 ドアの前で話していると、優に聞こえて、寝れないだろうと思ったからだ。
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