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次の日。午前七時。
ベッドの右側にある窓から、明るい光が差し込む。
奈央子は目を覚まし、ベッドから降りた。
身支度を終えて部屋を出ると、すぐ隣の部屋のドアの前に、礼央が立っていた。
「あ、奈央子ちゃんおはよ~。もう行くの?」
「うん。え?優を待ってるの?」
奈央子は、礼央とあまり背丈が変わらない事に気付いた。
「それがさ~、優ね、風邪引いたらしいんだよ!ね!ウケるでしょ」
ぶーっと礼央は笑いだした。
「えっ」と奈央子。
「熱があるみたいだよ」と礼央。
二人で階段を降りながら、話していた。
ドアの前で話していると、優に聞こえて、寝れないだろうと思ったからだ。
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