第5章:優見舞い申し上げます

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「軽音部のライヴするよな?」 先生がプリント類を配布する中、透が礼央に向かって言った。二人は席が近かった。 「そうだ、今日帰ったら優に言っておかないと」 「曲とか新しくするか?」 「どーしよ」 優と礼央と透は、バンドを組んでいた。 軽音部に入っていたが、そのメンバーがちょうど男子五人組なので、優たち今年の一年生が入学してから、全員で結成したのだった。 ちなみにパートは優はベース、礼央はドラム、透は上手(かみて)ギターである。 そして、再びチャイムが鳴り、ホームルームは終わった。
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