第6章:優の部屋で。

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時計は午後三時十分。七限目の時間で、ロングホームルームの時間だ。 苺学園は一日七時間制で、午前四限、午後からは三限の授業がある。ちなみに一限の授業時間は五十分だった。 窓から見える外の景色は、オレンジかかっていた。 奈央子が無言になっているからか、優は続けた。 「ってかさぁ奈央子。アイツと知り合ってんのな?」 「し、知り合いっていうか、友達なの。ねぇ、さっき言ってた『色々あるし』って、何なの…?」 しかし優が答える前に、ベルの音が鳴った。 先生かな? そろそろ授業に戻りなさいと言いに来たのだろうか。 奈央子はそんなことを思いながら、ドアを開けた。 目の前に立っていたのは
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