第7章:Play Boy,Play Girl

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念のため 振り向いたが、彼女達が追いかけて来る気配は無かった。 実習棟に入り、走るのを止めた奈央子は、階段を上がって行く。美術室は二階だ。 早歩きしながら、奈央子は胸の鼓動が高鳴っているのを感じた。 様々な不安が脳内をよぎる。 大丈夫だよね?まだ、沢山の人にバレないよね? っていうか、先生の命令で住んでる、と知った所で皆、納得してくれるはず。 私は大丈夫。皆がいるもん。 優もいるし…
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