大晦日のひとり

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8時に起きて2時に寝る。飯食って移動している時間以外は仕事して仕事してる。 楽しいからこそストレスは感じないけど、感じないからこそ不意に限界が訪れる体力。 体力って本当に大事だと思います。 閑話休題 僕は今、教育業界でマネージャーをしているのですが、この受験期の生徒を見ていると、リトルプロフェッショナル状態で、涙腺が緩みまくります。 多分、来年の2月3月は泣かされるんだろうなあと。 夢ってなんなのかと高校三年生に聞かれました。 かなり焦っている受験生で、学校の担任からは夢を見るなとかなり厳しく言われた模様。 夢を見ないと社会で成長できない。 これは持論です。 夢とは今の自分の身の丈にあっていないものを掴むことで、夢を見なければそこへの道のりも何もわからないと思うからです。 学校の担任の先生も、本当は夢を見ろと言ってあげたいと思います。けれど、毎年受験生を送り出す中で夢を見ることの辛さをよく知っているのでしょう。現実的が無難なことを知っているのです。それが一番傷つかないことを。 それも教育者としてはとても重要なことです。誰も生徒の失敗の責任などとれないのですから。 けれど、夢を見ることを諦めるには、高校三年生という年齢は早すぎる。傷ついたってまだリカバリがきく年齢だし、そもそも夢をつかんだとしても、その先にさらに苦しい傷が待ち受けてるものです。 今から傷を受け、それでも前に進むことを知っておかなければ、いずれ何も成し遂げられなくなるのではないかと、僕は思うのです。 だからこそ、僕は夢を持てと言います。 夢をかなえられぬ傷と、かなえたとしてもさらに大きな傷を受けることを伝えつつ。 それでも、憧れの自分に近づきたいじゃないですか。 なんか深夜テンションですけど、夢を否定するのは違うよなあと思う今日この頃。叶えられぬ夢は結局のところ、誰のせいでもないので、自分の好きに生きるしかないというのが、僕の考えです。 まあ、いろんな視点から物事を言う大人が必要だと思います。
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