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資格のために、ハイマートローゼの更新を停止しているわけだけれど。 並行している朝日時代小説大賞に出す作品が、煮詰まっている。 調べれば調べるほど、描いたプロットとの整合性がとれなくなる。 だれか、江藤新平の裁判を傍聴した大久保利通の心理を僕に教えてつかーさい。 清廉潔白と残酷非道は同居する。 それが人間の怖いところであり、それがゆえに人間を縛る社会や法がある。 大久保利通をどんな人物と定義するか。 果断即断の人である。フットワークも軽い。佐賀の乱に至っては、自分で討伐している。六年政変で人がいなかったのもあるだろうが。 なぜ、時のトップが大事な時に政府を離れて佐賀まで江藤を滅ぼしに来たのか。 なぜ、整備されていたはずの司法制度に照らすことなく、江藤新平を抹殺したのか。 脚色は、ここですね。
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