決勝戦 ―体温調節対決ー キチ VS ハナ

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その頃日焼けマシンの中の 私たちは、1時間が経とうとしていた。 自分の吐く息がはぁーと熱くて それさえもウザい。 体の周りに溜まった汗はグツグツと 沸騰してるかの様に 煮え立っていた。 意識が朦朧として、たまに薄く目を空けると 自分の肌が青白いライトに当たって 真っ黒だった。 ウケル…マジ鬼黒… そんな事を思ってまた 目を閉じると フュルルル…ガタン。 日焼けマシンの電源が切れて 一気に真っ暗になった。 涼しい! 私は驚いてパッと目を開けた。 「えっ、何?どぉゆう事?」
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