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ピーン ポーン
ある日のこと。
家のベルがなった。深夜二時。
その日も僕は起きていた。来年にせまる苺学園のための受験勉強をしていたから。
昨日から母さんは熱を出して風邪をひいていて、昨日の夜から部屋で寝ている。
やはりそんな母さんだから反応は無く、僕は勉強机から立ち上がって玄関へと向かった。
ピーン ポーン
「しつこいなあ。今出ますよ、はい どなたで…」
ガチャ
「おう。おまえは……充か。ほら優、上がりなさい」
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