第12章:貴方が愛した海ならば。

19/36
前へ
/40ページ
次へ
ピーン ポーン ある日のこと。 家のベルがなった。深夜二時。 その日も僕は起きていた。来年にせまる苺学園のための受験勉強をしていたから。 昨日から母さんは熱を出して風邪をひいていて、昨日の夜から部屋で寝ている。 やはりそんな母さんだから反応は無く、僕は勉強机から立ち上がって玄関へと向かった。 ピーン ポーン 「しつこいなあ。今出ますよ、はい どなたで…」 ガチャ 「おう。おまえは……充か。ほら優、上がりなさい」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加