第13章:愛しのラビリンス-前編-

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そっかぁー、なるほどね。そりゃあ野城くんみたいな人には、優みたいに雇っているお手伝いさんがいるんだなー。 と奈央子が心の中で一人納得していると、また、その男性が野城に問う。 「充様。紅茶はミルクをお付けしますか?」 「別に何でも良いよ。ひつじの好きにして構わないさ」 そう言われると、男性は一礼して準備に戻った。奈央子はベッドに座ったまま、そのやり取りを無言で眺めていた。 「・・・。」 でもあの…、野城くん。 真面目な顔して、何故に 『ひつじ』?;
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