第13章:愛しのラビリンス-前編-

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何だか、思ったより会話がつづくなぁ……。 奈央子は彼女とこんな風に話せる事に、驚いていた。 私が野城くんと何もないってわかって(本当はちょっとあったけど秘密秘密!)安心してくれたのかなっ? もしかしたら、仲良くなろうとしてくれてるんだろうか?このお嬢様は。 奈央子の心に久しぶりに明るい気持ちが芽生えて来た。 なぜ自分の名前を知っているのかと思ったが、野城が話したのだろうと思った。優が自分に野城の話をした様に。 だが次のお嬢様の言葉で、そんな事など どうでも良くなる。 「あの優さんを本気で落とすには、今の奈央子さんのブラ・パンツではダメね。ちょっと私の部屋へいらっしゃい」 奈央子の身体に、何かがズシッと乗っかかったような気がした。 ・・・何 で す と ?
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