第2章

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そんなことを言われたら慌てないわけにはいかない。 急いで身の回りの荷物をカバンに詰めこみ、菊田さんの後を追ってエレベーターに乗った。 エレベーターが閉まり、二人きりになったことで俺は気づいた。 …菊田さん、デカイな… いや俺が小さいんだろうけれど。 170cmぐらいはいってそうだな… なんて考えているうちにエレベーターは一階に到着。 小走りに社長に駆け寄り、 その背中に俺は声をかけた。 「社長!」 「おう。来たか」 「遅くなりました!」 「いや、そんなに待ってない。 菊田もいるか?」 「はい、います」 「そうか。じゃあ行くぞ」 そうして俺たちは地下にある 駐車場へと向かった。
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