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そんなことを言われたら慌てないわけにはいかない。
急いで身の回りの荷物をカバンに詰めこみ、菊田さんの後を追ってエレベーターに乗った。
エレベーターが閉まり、二人きりになったことで俺は気づいた。
…菊田さん、デカイな…
いや俺が小さいんだろうけれど。
170cmぐらいはいってそうだな…
なんて考えているうちにエレベーターは一階に到着。
小走りに社長に駆け寄り、
その背中に俺は声をかけた。
「社長!」
「おう。来たか」
「遅くなりました!」
「いや、そんなに待ってない。
菊田もいるか?」
「はい、います」
「そうか。じゃあ行くぞ」
そうして俺たちは地下にある
駐車場へと向かった。
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