第2章

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……。 お尋ねします、神様。 俺は何故こんなことをさせられて いるのでしょうか? 目の前には、ぐつぐつと音を 立てるお鍋。中身はカレー。 そして、俺はというと若緑色の エプロンを着て右手にお玉。 要するに、俺はカレーを今作っているのである。 どうしてこうなった? 待て待て、こんなときは焦らず状況整理だ。 えーと、まず。 俺はあれから社長の車に乗り込み 目的地を教えられないまま、 連れられた。 そしてその目的地とは、社長の家 それから社長は『あがれ』と 言って、俺は言われるままに ここにお邪魔している。 よし。この調子、この調子…。 えーとそれから、俺はその後すぐに通されたのがキッチンと繋がっている広いリビング。 そこで俺は先ほど購入したらしい スーパーの紙袋を渡されるっと… アレ? スデニナンカオカシイ?
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