最速の美少女オオサキ ACT.7 柳田マリア

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　夜8時、Maebasshiのレストラン。
　右の席に雨原、左の席にサクラとウメの親子が座っている。
　今度のBattleはDUSTWAYは関係ないが、彼女たちは気になるようだ。
「明日のBattleでは大崎ちゃんは直列6気筒のRB26DETTを積んだワンエイティとVQ35DE改TwinTurboのZ33が戦う。直列vsV型の6気筒対決になるな。」
「――オレのクルマも母さんのクルマも大崎同様に直列6気筒だ……」
「直列6気筒のV型6気筒の違いを話そうか」
　雨原がワンエイティ（※Nomalでは4気筒）は直列6気筒、Z33はV型6気筒と言うと直列6気筒とV型6気筒との違いについてウメは話し始める。
「見た目的には直列6気筒こと直6は縦に1個ずつ、V型6気筒ことV6は縦に2個ずつ載せているのが特徴なんだ。直6はEngineの回転が滑らかでなのが長所だけど、騒音対策・安全性・Engine剛性・重心の低さ・ではすべて直6よりV6の方が有利だよ。、スペース的にもV6は有利でEngineSpaceの狭いFF車にも搭載されているよ。V6のほうな有利な言い方をしたけど、私は直6のほうが好きだけどね」
　直6は回転の滑らかさで有利だが、V6との差はわずかだ。
　それ以外はV6が有利だ。
直6は昔日本のMakerも作っていたが、現在はBMWとVOLVOしか作っていない。ただし現在も直6は音の良さからウメのように愛好家もいる。
「どちらもちょっとは知っているけど、ウメさんが言うとさらに分かるなァ」
　雨原たちはウメの解説を聞けたようだ。
「解説を聞いてくれて嬉しいよ……明日のことだけど私たちは関係ない人なのにワクワクするよ。今度はHillClimbで柳田が走るけど――相手はお前を倒した走り屋の大崎翔子という小娘さ。HillClimbだから柳田が有利に見えるけど、私は勝つと思っているよ」
　明日のBattleについて、Battleに関係ないウメもワクワクしている。
　あと、大崎が勝つと予想した。
「なぜ、大崎ちゃんが勝つ？」
「――大崎が勝つ理由教えてくれ……」
　なぜ大崎が勝つのか2人は疑問に思った。
「柳田は……自滅するんだよ……」
　柳田は自滅して負ける。
　そうウメは語った。