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 そして日が過ぎる。Battleまで半日の時間。 4月3日の午前、大崎と智はバレエ教室にいた。 バレエのレッスンは終わり、更衣室。練習していた人たちがバレエの衣装であるレオタードと白いタイツを脱ぎ、私服へ着替える。 その中に、バレエで来ていたレオタードを脱ぎながら大崎と智の2人は今日行われる予定のBattleについて話す。 「今度のBattleですること覚えているか?」 「Tire温存のためDRIFTは使わない。前半は精神の温存のため覚醒技に関係する技を使わない、覚醒技の技はDRIFTの技を使わないです」  木曜日、練習で言っていたことを思い出しながら、Battleでの作戦を言う。 「よし分かったな。HillClimbではTireへの負担がDownhillより辛いからな。この作戦で行こう(柳田、私の作戦を受けた大崎はお前のSideBrakeは御見通しだ!)」  今度のBattleは木曜日に言った通りの作戦で行くつもりだ。    さらに時間は過ぎてBattle1時間前になった。  赤城山和食さいとう。  和食さいとう閉店と同時に大崎はワンエイティ、智はR35に乗って出発する。 「行くよ、ワンエイティ。榛名最速の柳田なんか怖くないから」  出発と同時にこんなことを大崎は言った。 「おらたちも行きます!」 「くにちゃんも応援するッ!」 「うちも間近で見たいんや!」  和食さいとうにはPlasma3人娘もいた。  Plasma3人娘も大崎の応援しにGalleryへ行くと言う。  Plasma3人娘もそれぞれクルマに乗って、大崎のクルマと智のR35に乗ってBattleのStart地点へ行く。  赤城道路、BattleのStart地点。  もうすぐBattleなのでGalleryと走り屋たちがいっぱいいる。先週のサクラ戦より多いかもしれない。
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