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 その中に白いクルマたちがいっぱいいる。まるで雪のようで、夏の甲子園のアルプスにも見える。大崎の対戦相手・柳田の入っているWHITE.U.F.Oのクルマたちだ。  柳田はZ33のBonnetに乗り、大崎を待っている。 「待っているじゃんッ! 大崎ッ!」 「柳田、相手はサクラを倒した走り屋だ。油断するんじゃあないぞ」 「分かっているじゃんッ! あたしのNoFootBraking流とSideBrakeのみのDRIFTでぼこぼこにしてやるじゃんッ! 赤城でもこの走りでも勝つじゃんよッ!」  LeaderのDC5型IntegraType-R乗り、戸沢龍もいた。  柳田は自信満々だった。大崎を倒してやろうという気持ちがある。  頂上、DUSTWAYのMemberがGalleryをしている。  雨原、サクラ、ウメがいた。 「もうすぐだぜ、こっちもワクワクするよッ!」 「――大崎はまた勝つのか……こっちは勝敗の行方が気になるぞ……」  DUSTWAYのMemberもワクワクが止まらない。  ウメが2人にある報告する。 「今Galleryから報告が来たらしいよ。大崎翔子たちのクルマが来たって」  Galleryから聞いたウメの情報によるとBattleの舞台となるここにやってきたらしいって。  それは本当だった。  Start地点の奥からV型Engineを混ぜた直列6気筒のSoundの嵐と共に。  大崎ワンエイティ、智R35、熊九保C33、小鳥遊HCR32、川畑A31が赤城山のHillClimbのStart地点に降り立つ。 「待たせたよ、柳田マリアッ!」 「やっと来たじゃんッ!」  Start地点にやってきた大崎たちッ!  HillClimbBattleは始まろうとしたッ!    だが、この話はここまで。  Battleは次回へ行こうッ!  ごきげんよう、さようなら。
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