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「いらっしゃい。って、お前は榛名最速TEAM・WHITE.U.F.OのNo.2で榛名HillClimb最速の柳田マリアじゃあないかァ!?」 「そうじゃんよ、あたしはWHITE.U.F.Oの柳田だ」  和食さいとうにやってきたZ33乗りはWHITE.U.F.Oの柳田マリアだった。 「サクラを倒したワンエイティ乗りはいるか、あたしはあいつと用があるじゃん」 「ここにいるよ。おれが葛西サクラを倒したワンエイティ乗り、大崎翔子だよ」 (こいつ幼そうだけど、速いのか……)  幼そうな大崎の容姿を見て、こいつは本当に速いのかと考える。 「お前に対する用だが、あたしはお前とBattleがしたいじゃん。ただし、サクラ戦と違ってDownhillではなくHillClimbでBattleしたいじゃんよッ!」  柳田の用とはBattleだった。HillClimbでのBattleを大崎に挑みに来た。 「時間に関しては今度の土曜日、来月4日の夜11時に予定しているじゃん。どうだ? Battleするじゃんか?」  日程を本当にBattleするのか聞く。 「どうするのか、大崎」  その答えは? 「Battle――すると思うよ……」  何も考えずBattleすると言ってしまった。 「それじゃあ決まりじゃんッ! 今度の土曜日の夜11時に赤城山麓にこいよッ! ここで昼ごはんを食べて帰るとするじゃんッ!」  Battleすることを決めた後は柳田はここで昼ごはんを食べて、10分後に帰った。  柳田が帰った後は智たちと柳田戦のことの話を始める。 「本当にBattleを申し込んで良かったのだろうか? WHITE.U.F.Oの柳田とのHillClimbに……。しかも相手は榛名HillClimb最速だぞ」  相手は榛名のHillClimb最速だ。  大崎には勝てそうではない。 「いや、勝てますよ。朝サキさんはHighPowerなわだすのC33をHillClimbを倒しました。サキさんは柳田に勝てると思います」 「そして、くにちゃんのデジャ・ヴ・TorqueAttackで速くなったHCR32も倒したよッ!」 「熊九保はん、くに、うちをHillClimbで倒した大崎はんなら勝てかもしれへんでッ!」  朝大崎が自分たちをHillClimbで倒したことから、Plasma3人衆は次のBattleでは勝つかもしれないと考えたが、 「柳田はそんなに勝たせてくれない相手だ。あのZ33はとてもHighPowerで、しかも柳田のある走りのおかげでCornerも速いらしい。サクラ並みにでごわい相手になるかもしれない。勝つための駆け引きを考えるかもしれない」
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