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 HillClimbで大崎に負けた人というアピールをした。  しかし、それを見たWHITE.U.F.OのMemberは 「あんた誰?」 「黙ってGalleryしてよ」  と知らんぷりをする。  アピールは失敗に終わった。 「無視されたべ」 「相手にされなかったよ」  そんなアピール誰が聞くかッ!  一方Battleの状況は……。  まずはHillClimb最初のCorner、5連続ヘアピン。ここに柳田Z33が入る。 「来るぞ、来るぞッ!」  Galleryは柳田Z33が来ることにワクワクしていた。  5連続ヘアピンの1つ目である左ヘアピンに柳田は得意のSideBrakeのみのDRIFTを披露した。  SideBrakeのみなので、FootBrakeは踏んでいない。Acceleratorは踏みっぱなしだ。 「すげェー! 迫力あるぜッ!」  このSideBrakeのみでのDRIFTにGalleryは喜ぶッ!  柳田はそのままCornerを去っていく。  次に大崎が入っていくが、柳田と違って地味なGRIP走行だ。 「今回ワンエイティは地味な走り方するなァ」  ただし地味だったものの、柳田より速いLineでCornerを攻めた。 「ワンエイティ、地味だけど速いぜ」  Powerでは柳田より劣るものの、CornerではDRIFT走行よりTIMEを稼げるGRIP走行で勝負する。  大崎のGRIP走行は大崎の腕もあって、柳田のSideBrakeDriftより速く曲がっている。  2台は次のCorner、5連続ヘアピン2つ目の右ヘアピンに入る。先頭の柳田がSideBrakeDrift、大崎がGRIP走行なのは変わりないが、大崎は柳田より速くCornerを攻めて、柳田の後ろに食いつくッ!  柳田のSideBrakeDriftはデジャ・ヴの力でより強力になっているものの、大崎のGRIP走行はそれを上回る速さのコーナリングだ。とても恐ろしい。 「あのGRIP走行で柳田さんのZ33に食いついているッ!」 「柳田さんのFootBrakeを使わないAccelerator全開のSideBrakeDriftは誰にも追いかけることができなかったのにィ!」  大崎がCornerで勝っていることにGalleryは驚きを隠せない。
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