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「ただし次は直線の第3高速Sectionじゃんッ! こっちはあたしが有利じゃんッ!」
ここからは第3高速Section。
大崎ワンエイティとの距離を少しづつ離していく。
「直線では速いね、Z33。けど、Cornerなら追いつくよッ!」
第3高速Sectionを終えると次は右ヘアピンに入る。
ここでも2台とも前と同じ走り方(柳田はFootBrakeを踏まないがAccelerator踏みっぱなしのSideBrakeDrift、大崎はTire温存とTime短縮を優先したGRIP走行)で攻める。
ここでも大崎のGRIP走行が直線で少し離された柳田との距離を縮めた。
「デジャ・ヴの力を受けた柳田さんのSideBrakeDriftより速いワンエイティのGRIP走行はすごいね。さすが葛西サクラとJZA80を倒しただけあるね」
柳田のSideBrakeDriftはCornerで毎回大崎に負けている。デジャ・ヴの力を受けているものの、大崎の腕には歯が立たないようだ。
このままだと柳田が抜かれそうに見える。
しかし……ッ!
BattleのStart地点にある駐車場。
「こちら、第3高速Section前のCornerですッ! 柳田さんはワンエイティにCornerで煽られていますッ! 今のところ、覚醒技を使っていないようです」
「そうか、HillClimbでは無敵のSideBrakeDriftは煽られているようだな。ただしまだ覚醒技を使っていないから真の力は出ていない。Battleはまだ始まったばかりだしな」
トランシーバーで戸沢はWHITE.U.F.OのMemberと会話する。
現在のところ、柳田は覚醒技を使っていないようだ。
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