第1章

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そんな事をしているせいかい、フレンドリスト100人なのに基本ぼっち。 リアでもネトゲでもぼっち。だけど、それを気にしないのが僕っちなのだ。 [おまたー。いこうっか] [了━d(*´ェ`*)━解☆] グループを組んで、いざボスへ。 ボスはいっぱいいるんだけど、今回行くのは見た目はピンク色でめっちゃ可愛いモンスター。見た目と裏腹にエグイ攻撃をしてくるし、面倒いやつだけど。 他にもボスなのに可愛いやつとかいっぱいいる。やっぱり女子受けでも運営は狙ってるかな? ネカマはいっぱいいるけど、リア女子は少ないみたいだし。 女子受けするヤツといえばアレ。サービス終了しちゃったけど獣耳としっぽのキャラのネトゲ。最初見たときは“これが萌えというやつか”と関心したよ。 ――あっ……。 余裕ぶっこいていたら、フレンドが死んで半透明の幽霊になっていた。後ろには小さな墓がある。 [墓ドロおめ?] [あああああああああーーーー!!!!] ちょっと鹹かっただけなのに奇声を上げ始めた。 ウザイ。ウルイサイ。 復活させるスキルあるから使おうと思ってたけど、やめた。 チャット欄が埋まるまで奇声を上げ続けた後、フレンドは姿を消した。まぁ、安全な場所に戻ったんだろう。 ヤツがいなくなったお陰でドロ品は僕っちの独占。 [ぽむんぽの最低ヤロー!! キエロ!!] 「おふっ!」 アイテムをがぽがぽ拾っていたら叫ばれたぜ。 ヤツが使ったのは拡声器という課金アイテムで同サーバーのプレイヤーに発言したことが流れる。 何人いるかは知らないが、僕っちのことを知らない人にも僕っちが最低だってことが知れ渡った。 [ぽむんぽが最低なのは昔から] [マクロでチートだよね] [ぽむんぽ=DT] [ぽむんぽってまだいたの?] 「ぶほっ!」 皆さん金の無駄遣い。僕っちのことで課金アイテム使うなんて勿体ない。 拡声器1つでうまい棒3つ帰るよ? そして声高らかに言おう。 [僕っちDTだけど、不正する力量はないんだな] ドーテーは認める。チューすらしたことがないさ。 ――Prrrrrr……。 [ぽむんぽはホモでネコが正解] [僕っちの学校はホモ校だが僕っちはノーマルだ! おっぱい] 「あ……」 間違えて途中でEnterキー1回多くおしちゃった。 僕っちってば、ドジっ子さん。
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