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「あら、とっても綺麗になったわぁ」 僕が磨き上げたトイレを見て、増子さんは凄く嬉しそうな顔をした。 「一生懸命やりましたから。そ、掃除って楽しいですよね」 最強の綺麗好き。 最凶の掃除好き。 それが、彼女が結果的に世界を救った理由。 それだけが、世界を助けてくれた理由。 「……」 つまり、だから、もしも。 人類よりも綺麗好きな侵略者さんがやって来てしまったら、その時は。
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