490人が本棚に入れています
本棚に追加
「ストレートだからきついけど、目が覚めますよ」
亜紀はもう一口含んで、舌が慣れてから、喉を通した。
熱い液体が落ちていく。
胃がビクッと驚いた。
でも、嬉しかった。
マスターの気遣いに感謝した。
「どうです。
友香里さんが縛られていた理由がわかりました?」
「ほんのちょっと・・・理解できました」
「恥ずかしい姿を魅せるって、心地良いでしょ」
「・・・」
答えに窮(きゅう)した。
亜紀は、マスターの表情を確かめる。
屈託のない笑顔をしていた。
最初のコメントを投稿しよう!