第二話 Mって

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「ストレートだからきついけど、目が覚めますよ」 亜紀はもう一口含んで、舌が慣れてから、喉を通した。 熱い液体が落ちていく。 胃がビクッと驚いた。 でも、嬉しかった。 マスターの気遣いに感謝した。 「どうです。  友香里さんが縛られていた理由がわかりました?」 「ほんのちょっと・・・理解できました」 「恥ずかしい姿を魅せるって、心地良いでしょ」 「・・・」 答えに窮(きゅう)した。 亜紀は、マスターの表情を確かめる。 屈託のない笑顔をしていた。
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