第二話 Mって

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「ご自分でめくってください」 『見せて』と書かれた付箋を外した。 そこには。 『遊んで』 その文字が並んでいた。 「どうやって?」 「良い質問ですね」 マスターが微笑んだ。 亜紀の背筋にゾクッと冷たいものが通った。 「まずは、そこに立っていただけますか」 「はい」 亜紀はスカートを押さえスツールから降りた。 「もっと、後ろにさがってください」 カップル用のテーブルの間まで、後ずさりした。
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