第二話 Mって

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亜紀はそのことを話されて、 いまさらながらに気がついた。 亜紀はドアを見つめる。 (誰も来ないで) そう祈った。そして。 (邪魔しないで) その願いもした。 時間の経過が遅い。 カップルが帰ってから、20分も経っていない。 亜紀はつぎの命令を待ちわびて。 「マスター『遊んで』って、それって何のことですか?」 「亜紀さんは、きっと遊びたいんだろうな。  そう思って書きました」 「・・・はい。遊び方を教えてください」
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