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そう想うことにした。
夫とセックスをしている。
いま起きていることを、
頭の中で置き換えてしまえば、
恥ずかしさに耐えられそうな気がした。
「恥ずかしいでしょ?」
「・・・はい・・・」
答えたあと、瞼を長めに閉じた。
「もっと、恥ずかしくなりたいでしょ?」
「はい」
二つ目の質問の答えは、用意していたように、
すんなりと亜紀の口からでた。
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