第二話 Mって

19/29
前へ
/29ページ
次へ
(好きな人に見られている) そう想うことにした。 夫とセックスをしている。 いま起きていることを、 頭の中で置き換えてしまえば、 恥ずかしさに耐えられそうな気がした。 「恥ずかしいでしょ?」 「・・・はい・・・」 答えたあと、瞼を長めに閉じた。 「もっと、恥ずかしくなりたいでしょ?」 「はい」 二つ目の質問の答えは、用意していたように、 すんなりと亜紀の口からでた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

490人が本棚に入れています
本棚に追加