第二話 Mって

24/29
前へ
/29ページ
次へ
柔らかな双壁が纏(まと)わりつく。 そのあいだを滑り。深い場所をさぐる。 「上手ですね」 また、褒められてしまう。 亜紀は嬉しさを隠せなくなる。 「・・・。・・・はい」 興奮を抑えて、そう答えた。 甘い蜜をたくわえ。 それが堰を切って、流れ出した。 膝が震える。 抑えようとしても無駄だった。 ガクガク。 耳にその音がとどいたように感じる。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

490人が本棚に入れています
本棚に追加