第1章

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  再び、アミが映った画面が浮かび上がる。 アミの声「前方に数機のシュラを確認」 エンマの声「分かりました、アミさん。……おし、やってやるぞ」 アミの声「マコト、準備は良いか」 マコト「大丈夫です」 ○第七世紀地球・夜空   三機のオウルの前方に五つの光が輝いている。   徐々にオウルに近づいてくる。   光の正体は五機のシュラ。 エンマの声「来たようだな。サトリは後方支援と輸送機の警護を。マコトは俺と一緒に迎え撃つぞ」  ヨリトモ機は槍を取り出して構える。 マコト&サトリの声「はい!」   トモエ機が弓を構える   少し遅れてヨシツネ機が刀を取り出す。   五機のシュラはトラ型のシュラである。 エンマの声「マコト、付いて来い」   ヨリトモ機がシュラに向かっていく。   その後ろを追走するヨシツネ機。   ヨリトモ機とシュラが激突しようとする。   ヨリトモ機が槍を一閃する。   斬りつけられたシュラの隙間から光が漏れ消滅する。 ○ヨリトモ機・機内   コックピット内でエンマが立っている。 エンマ「マコトも続け!」 マコト「はい!」   ヨシツネ機が二機目のシュラと対峙する。   体当たりを仕掛けてくるシュラ。   その攻撃をまともに受けてしまうヨシツネ機。 ○ヨシツネ機・機内 マコト「(顔を歪めながら)くっ!」 第7世紀地球・夜空   怯んでいるヨシツネ機に向かって、二機目のシュラが再び襲い掛かってくる。   シュラがヨシツネ機に激突する寸前に横から何者かの攻撃を受ける。   隙間から光が漏れシュラが消滅する。 ○ヨシツネ機・機内 マコト「(呆然としながら)……」   サトリが映っている画面が浮かび上がる。 サトリ「大丈夫ですか?」 マコト「あ、ありがとうございます」   そこにエンマが映っている画面が浮かび上がる。 エンマ「おい、初めての任務だからってやられたら洒落になんないよ」 ○JINM総本部・指令ホール   指令ホールの上段にはアミとその隣には柳マオウが立っている。   下段にはパソコンを操作しているオペレーターが多数、座っている。   指令ホールの目の前には大型モニターが映し出されており、そこにはマコトたちのオウルとシュラとの戦いが映し出されている。 マオウ「マコト、動きが重いですね」 アミ「初めての任務だからね」   アミが目の前の機械のボタンを押して、
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