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だが すぐに再び、何事も無かったかのように『営業スマイル』に戻り、
「かしこまりました。お席までお持ち致しますので、座ってお待ち下さい」
と言って、厨房に消えて行った。
奈央子は、とりあえずホッと胸を撫で下ろした。
どうやら、上手く行ったのかな…？
「ん？太田。体調が悪いのか？」
「あ…はい、先生」
「今日はもし休むなら、早めに判断し先生に言っておくようにな」
「え？休む……あ！」
急に何かを思いついたような様子の奈央子だが、それ以上は話さずに、テーブルに帰って行った。山田先生は相変わらず、同じ場所に居続けている模様だ。
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